
「YouTube動画を作るのに何時間かかりますか?」と聞かれたら、以前は「テーマによりますが2〜3日は見てください」と答えていた。今は「スクリプトのレビューに30分さえもらえれば、残りは自動です」と答えている。
この変化はClaudeCodeとAntigravityを連携させた自動化パイプラインを構築したことで起きた。企画立案から投稿まで、人間が担当するのは「方向性の確認」だけにした。その全手順を公開する。
全体フロー:6ステップの自動化パイプライン
- テーマ投入:キーワードまたは1行のメモをClaudeCodeに渡す
- スクリプト生成:Claude APIがターゲット・構成・ナレーション原稿を自動生成
- 音声合成:生成原稿をTTS APIに渡しナレーション音声を生成
- 映像生成:Antigravityが素材画像・BGM・テキストテロップを組み合わせて動画を生成
- サムネイル生成:スクリプトのタイトルをもとにClaudeCodeがサムネイル用コピーを生成、Canva APIで画像化
- YouTube投稿:YouTube Data API v3でタイトル・説明文・タグ・サムネイルをセットして自動アップロード
このパイプラインの核になるのがClaudeCodeとAntigravityの連携だ。ClaudeCodeがスクリプトの「意味」を理解し、Antigravityがそれを「映像」に変換する役割分担になっている。
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2プロ品質を求めるなら テンプレート活用
「こんな動画が作りたい」というイメージに合うテンプレートを選ぶだけ。テキストや映像を差し替えるだけで、プロが作ったような動画が驚くほど手軽に完成します。
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テンプレートのカスタマイズや、ゼロからオリジナリティを追求するならプロ用ツールが最適。2つの代表的なアプリで、表現の幅は無限大に広がります。
- Premiere Pro: カット編集、テロップ、色調整など、動画編集の全てをこなす万能ツール。
- After Effects: VFXやモーショングラフィックスなど、映像をリッチに彩る特殊効果ツール。
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ClaudeCodeの設定:プロンプトテンプレート管理
ClaudeCodeはコード生成だけでなく、構造化されたプロンプトを管理するハブとして使っている。具体的には以下のファイル構成で管理している:
youtube-auto/
├── CLAUDE.md # プロジェクト全体の指示書
├── prompts/
│ ├── script.md # スクリプト生成プロンプト
│ ├── title.md # タイトル生成プロンプト
│ └── thumbnail.md # サムネコピー生成プロンプト
├── pipeline.ts # メインの自動化スクリプト
└── config.json # チャンネル設定(トーン・禁止ワードなど)
CLAUDE.mdにチャンネルのコンセプト・ターゲット・禁止ワードを書いておくことで、ClaudeCodeがどのプロンプトを使うときも一貫したトーンを維持してくれる。これはReactアプリ開発でCLAUDE.mdを活用する手法と同じ発想だ。
Antigravityとの連携:映像生成の自動化
Antigravityはn8nやMakeのような自動化ツールではなく、映像生成に特化したAIオーケストレーションツールだ。ワークフローを定義しておけば、テキスト・音声・画像を受け取って動画ファイルを吐き出してくれる。
僕の使い方で重要なポイントが1つある。Antigravityのワークフローにはテンプレートという概念があり、AfterEffectsで作ったモーショングラフィックスのテンプレートをそのまま使い回せる仕組みになっている。これが動画の「品質の底上げ」に直結している。CapCutのテンプレートよりも遥かにカスタマイズ性が高く、ブランドのデザインシステムを守りながら自動生成できる。
実際のコード:pipeline.tsの抜粋
import Anthropic from "@anthropic-ai/sdk";
import { AntigravityClient } from "antigravity-sdk";
const claude = new Anthropic();
const ag = new AntigravityClient({ apiKey: process.env.AG_API_KEY });
async function generateVideo(theme: string) {
// 1. スクリプト生成
const scriptResp = await claude.messages.create({
model: "claude-opus-4-6",
max_tokens: 2000,
system: fs.readFileSync("prompts/script.md", "utf-8"),
messages: [{ role: "user", content: theme }],
});
const script = scriptResp.content[0].text;
// 2. Antigravityに渡して動画生成
const job = await ag.createJob({
template: "youtube-explainer-v3",
script: script,
voice: "jp-female-calm",
bgm: "upbeat-soft",
});
await ag.waitForCompletion(job.id);
return ag.getOutputUrl(job.id);
}
YouTube Data API v3での自動投稿
動画ファイルができたら、YouTube Data API v3で自動投稿する。説明文・タグはClaudeCodeが生成し、サムネイルはCanva APIで作成したものを使う。
// YouTube投稿の核となる部分
const youtube = google.youtube({ version: "v3", auth: oAuth2Client });
await youtube.videos.insert({
part: ["snippet", "status"],
requestBody: {
snippet: {
title: generatedTitle,
description: generatedDescription,
tags: generatedTags,
categoryId: "22", // People & Blogs
},
status: { privacyStatus: "public" },
},
media: { body: videoFileStream },
});
運用してわかったこと:人間が関与すべき2つのポイント
自動化を1年以上運用して、「ここだけは人間が確認すべき」と判断した箇所が2つある。
1. スクリプトの事実確認:Claudeは「それらしい情報」を出力することがある。ツールのバージョン・価格・最新情報は必ず一次ソースで確認する。
2. サムネイルの最終承認:自動生成されたサムネイルがブランドトーンから外れることがある。5秒でいいので目視確認を挟む。
この2点だけ守れば、1本の動画にかける人間の時間は15〜20分に収まる。
まとめ
ClaudeCode×Antigravityの連携は「動画制作を代替するもの」ではなく「クリエイターの生産性を10倍にするもの」だ。AfterEffectsで培った映像品質の感覚があるからこそ、Antigravityのテンプレートを適切に作れる。技術の蓄積があってこそ、自動化が活きる。
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