
Remotionは、Reactを使って動画を「コード」として記述できる革命的なフレームワークです。デザイナーがAfterEffectsで動画を作るように、エンジニアはReactコンポーネントで動画を作ります。
このガイドでは、Remotionの基本概念から実際の動画生成まで、ゼロから解説します。
Remotionとは
Remotionは2021年にJonny Bursteinが公開したオープンソースのフレームワークです。Reactエコシステムの上に構築されており、TypeScript・CSS・SVGなどWeb技術をそのまま動画制作に活用できます。
Remotionの最大の特徴は「動画がコードである」という点です。これにより:
- データを差し込むだけで異なる動画を大量生成できる
- Gitでバージョン管理できる
- APIとして動画生成を呼び出せる
- AIとの連携が容易(ClaudeCodeでコード自動生成)
あなたの「作りたい」を叶えるAdobeの動画ツール
初心者からプロまで。目的に合わせて最適な制作方法が見つかります
1まずは無料で始めるなら Adobe Express
豊富なテンプレートとAI機能で、誰でも簡単に見栄えの良い動画が作れます。SNS投稿やショート動画の作成に最適。ブラウザやスマホアプリですぐに始められます。
2プロ品質を求めるなら テンプレート活用
「こんな動画が作りたい」というイメージに合うテンプレートを選ぶだけ。テキストや映像を差し替えるだけで、プロが作ったような動画が驚くほど手軽に完成します。
3本格的な編集に挑戦するなら Creative Cloud
テンプレートのカスタマイズや、ゼロからオリジナリティを追求するならプロ用ツールが最適。2つの代表的なアプリで、表現の幅は無限大に広がります。
- Premiere Pro: カット編集、テロップ、色調整など、動画編集の全てをこなす万能ツール。
- After Effects: VFXやモーショングラフィックスなど、映像をリッチに彩る特殊効果ツール。
これらを含む20以上のアプリが全て使えるコンプリートプランがおすすめです。
あなたの「作りたい」を叶えるAdobeの動画ツール
RemotionとAfterEffectsの違い
| 特徴 | Remotion | AfterEffects |
|---|---|---|
| 操作方法 | コード(React/TypeScript) | GUIタイムライン |
| 量産性 | ◎ データ差し込みで自動生成 | △ テンプレート限定 |
| 学習コスト | 要Reactの知識 | 比較的直感的 |
| APIデプロイ | ◎ Vercel/AWS Lambda対応 | ✗ |
| 表現力 | Web技術の範囲内 | ◎ プロフェッショナル品質 |
| AI連携 | ◎ ClaudeCodeで自動コーディング | △ スクリプト経由 |
環境構築
必要な環境
- Node.js 18以上
- npm または yarn または bun
- (オプション)FFmpeg(ローカルレンダリング時)
インストール
npx create-video@latest my-video
cd my-video
npm install
npm run dev
これだけでRemotionのプレビューサーバーが起動します。ブラウザで localhost:3000 にアクセスすると、リアルタイムで動画をプレビューできます。
基本的なコンポーネント構造
Remotionの動画は、Reactコンポーネントとして記述します。
import { useCurrentFrame, useVideoConfig, AbsoluteFill } from 'remotion';
export const MyVideo = () => {
const frame = useCurrentFrame();
const { fps, durationInFrames } = useVideoConfig();
const opacity = frame / 30; // 最初の1秒でフェードイン
return (
<AbsoluteFill style={{ backgroundColor: '#1a1a2e' }}>
<div style={{
opacity,
color: 'white',
fontSize: 72,
fontWeight: 'bold',
display: 'flex',
alignItems: 'center',
justifyContent: 'center',
height: '100%',
}}>
Hello, Remotion!
</div>
</AbsoluteFill>
);
};
主要なフック
useCurrentFrame():現在のフレーム番号(0始まり)useVideoConfig():fps・幅・高さ・総フレーム数interpolate():フレーム番号に基づいて値を補間spring():スプリングアニメーション
実践:シンプルなYouTubeオープニングを作る
チャンネル名が中央でフェードインし、ロゴがスライドインするオープニング動画を作ります。
import { useCurrentFrame, interpolate, spring, AbsoluteFill } from 'remotion';
export const YoutubeOpening = ({ channelName }: { channelName: string }) => {
const frame = useCurrentFrame();
// タイトルのフェードイン
const opacity = interpolate(frame, [0, 30], [0, 1], {
extrapolateRight: 'clamp',
});
// ロゴのスライドイン
const translateY = spring({
frame: frame - 15,
fps: 30,
config: { damping: 80 },
from: 100,
to: 0,
});
return (
<AbsoluteFill style={{ backgroundColor: '#ff0000' }}>
<div style={{ opacity, transform: `translateY(${translateY}px)` }}>
<h1>{channelName}</h1>
</div>
</AbsoluteFill>
);
};
このコンポーネントは channelName を受け取るので、データを変えるだけで100チャンネル分のオープニングを量産できます。
動画のレンダリング
# ローカルでレンダリング(MP4出力)
npx remotion render MyVideo --output=out/my-video.mp4
# 全シーケンスをまとめてレンダリング
npx remotion render --all
ClaudeCodeとの組み合わせ
RemotionとClaudeCodeを組み合わせることで、「動画の企画→コード生成→レンダリング」のサイクルが劇的に加速します。
「YouTubeチャンネルのオープニングを作って。カラーはred、アニメーションはスライドイン」とClaudeCodeに伝えるだけで、Remotionコンポーネントのコードを生成してくれます。
詳細なワークフローはRemotion × ClaudeCode:AIが動画コードを自動生成する究極ワークフローで解説しています。
Vercelへのデプロイ(動画生成API化)
Remotionはサーバーサイドでのレンダリングにも対応しています。Vercelにデプロイすることで、HTTPリクエストで動画を生成するAPIが完成します。
// pages/api/render.ts
import { renderMediaOnLambda } from '@remotion/lambda';
export default async function handler(req, res) {
const { channelName } = req.body;
const result = await renderMediaOnLambda({
composition: 'YoutubeOpening',
inputProps: { channelName },
codec: 'h264',
});
res.json({ url: result.outputFile });
}
AfterEffects×Lottieとの使い分け
Remotionは強力ですが、AfterEffectsの表現力には及ばない部分もあります。Turkey-tipsでは両者を使い分けています。
- Remotion:データドリブンな動画・量産型動画・APIとして提供する動画
- AfterEffects×Lottie:高品質なブランドアニメーション・Webに組み込むアニメーション
AfterEffects×Lottieの詳細はAfterEffects×Lottie×Web完全ガイドをご覧ください。
まとめ
Remotionは、エンジニアリングのスキルを動画制作に応用できる強力なツールです。「動画をコードで書く」という発想を身につけることで、データ連動型動画・量産型コンテンツ・動画APIの開発が現実的になります。
AIとの組み合わせにより、その可能性はさらに広がります。まずは公式テンプレートから試してみてください。
RemotionやReact動画の開発支援・受託はこちらへお問い合わせください。
あなたの「作りたい」を叶えるAdobeの動画ツール
初心者からプロまで。目的に合わせて最適な制作方法が見つかります
1まずは無料で始めるなら Adobe Express
豊富なテンプレートとAI機能で、誰でも簡単に見栄えの良い動画が作れます。SNS投稿やショート動画の作成に最適。ブラウザやスマホアプリですぐに始められます。
2プロ品質を求めるなら テンプレート活用
「こんな動画が作りたい」というイメージに合うテンプレートを選ぶだけ。テキストや映像を差し替えるだけで、プロが作ったような動画が驚くほど手軽に完成します。
3本格的な編集に挑戦するなら Creative Cloud
テンプレートのカスタマイズや、ゼロからオリジナリティを追求するならプロ用ツールが最適。2つの代表的なアプリで、表現の幅は無限大に広がります。
- Premiere Pro: カット編集、テロップ、色調整など、動画編集の全てをこなす万能ツール。
- After Effects: VFXやモーショングラフィックスなど、映像をリッチに彩る特殊効果ツール。
これらを含む20以上のアプリが全て使えるコンプリートプランがおすすめです。



