概要
Google Maps APIで見込み客を自動リスト化し、各企業に合わせたデモ動画を自動生成して、メールで自動送信する営業自動化システムです。
なぜ作ったのか
自分が提供しているサービス(ブライダルムービーSaaS、葬儀向けSaaS、DVD作成サービスなど)のターゲットは、結婚式場や葬儀場といった実店舗を持つ事業者です。これらの事業者にサービスを知ってもらうには、何らかの形で営業活動が必要でした。
ただ、自分一人で40以上のサイトを運営しながら、さらに営業もやるのは現実的ではありません。テレアポや訪問営業に割ける時間はゼロです。だったら営業活動自体を自動化してしまおうと考えました。
特にこだわったのは、一斉送信のスパムメールにならないことです。「あなたの式場専用のデモを作りました」というアプローチであれば、受け取る側にとっても具体的なイメージが湧きやすい。この「パーソナライズされた営業」を自動で実現する仕組みを作りました。
技術的な仕組み
まず、Google Maps APIを使って特定の業種(結婚式場、葬儀場など)の事業者情報を地域ごとに収集します。事業者名、住所、Webサイト、連絡先などの情報を取得し、見込み客リストとしてデータベースに蓄積します。
次に、各事業者のWebサイトを分析し、その企業に合わせたデモ動画を自動生成します。たとえば、結婚式場であればその式場の名前やロゴ、雰囲気に合った色調でブライダルムービーのサンプルを作成します。Remotionを使い、テンプレートに企業固有の情報を差し込んでレンダリングします。
生成されたデモ動画はホスティングし、その視聴リンクを含んだメールを自動で作成・送信します。メールの文面も企業ごとにカスタマイズされており、テンプレート的な一斉送信とは異なる内容になっています。
送信後のトラッキングも自動化しています。メールの開封、動画の視聴、Webサイトへの遷移などを計測し、反応のあった見込み客を優先度の高いリードとして分類しています。
工夫したポイント
パーソナライズの自動化: 1通1通のメールと動画が「その企業専用」であることが、この仕組みの最大のポイントです。テンプレートに企業情報を差し込むだけの簡易的なものではなく、企業のWebサイトから色調やビジュアルの傾向を分析し、デモ動画に反映しています。
送信頻度と品質のバランス: 自動化だからといって大量送信すればいいわけではありません。送信頻度を適切にコントロールし、1件あたりのクオリティを維持することで、スパム扱いされないようにしています。反応率の具体的な数値は伏せますが、一般的なコールドメールよりもかなり高い反応が得られています。
リードスコアリング: 動画を最後まで見た、メールのリンクをクリックした、Webサイトを訪問した、といった行動をスコア化し、見込み度の高い順に人間がフォローアップする仕組みにしています。すべてを自動化するのではなく、人間の判断が必要なところは人間に渡す設計です。
AIによる自律的な営業活動について
このシステムでは、営業文面の作成やアプローチ先の選定をAIに独立して判断させており、いわば営業専門のAIアシスタントとして動作させています。そのため、まだ予期せぬ営業文を勝手に送ってしまっている可能性があります。
新しい取り組みゆえ、至らない部分もあるかと思います。もしご迷惑をおかけしていましたら、大変申し訳ございません。改善を重ねてまいりますので、お気づきの点がございましたらご連絡いただければ幸いです。
リンク
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